オーガニックnicoとは

オーガニックnicoとは

オーガニックnicoとは

企業理念
Corporate philosophy

基本理念
自然と人間と技術の調和を図り、人間と地球が真に健康でいられる社会づくりに貢献する。
経営理念
データ活用型有機農業を極め、世界の有機農業をリードし、美味しく健康な農産物を普及させ持続可能な循環型社会を実現する。
社是
信頼、感謝、チャレンジ精神で人々に喜びを
行動指針
「オーケストラ型組織のプロ集団」
  1. チャレンジ精神の発揮
  2. 常に夢と探究心を持って努力する
  3. 自立した個人が会社と自らの成長の場とする
  4. 相互信頼と相互扶助
  5. 顧客ファーストの開発・生産
  6. あたりまえのことをあたりまえにやる
  7. 粘り強い業務改善

代表紹介
Greetings from the president

代表取締役 中村新
代表取締役
中村 新
Arata Nakamura

MESSAGE

人と地球の健康を目指し「①環境負荷が少なく持続可能な有機農業の実践と普及 ②科学的な有機農業を追求すること」をミッションとして2010年5月18日に株式会社オーガニックnicoを設立しました。

土づくりがしっかりできた豊かな土では、安心で美味しい元気な野菜が育ちます。また、豊かな土に育まれた野菜を食べると、人の免疫力も高まり健康につながると言われています。

さらに、農地の土が豊かであることは周辺の地下水や河川の水を美しくし、流域の川や海を多様な生き物で満たすことにつながります。つまり「どのような農業をするか」が美しい自然を育み、私たちがその恩恵を受けるための重要な鍵となるのです。

ホタルが飛び交いメダカが泳ぐ川、海藻がたくさん生えて魚や貝がたくさん棲み着く海、そして人間もそれらの恩恵を分けてもらえる。そんな社会の実現のために、わたしたちは有機栽培というスタイルを志向します。
そして、わたしたちだけでなく多くの農家がそのスタイルを志向してくれる社会を実現したいと考えています。

しかし、新規就農を希望する人の約半数が有機農業での就農を希望しているというデータがある一方、有機栽培で黒字経営をしていくことは至難の業で、新規就農・新規参入をしても多くが数年内で挫折している実情があります。

つまり、どんなに環境への負荷が少なく健康につながる栽培様式であっても、黒字経営が難しいようであれば広まりません。

有機栽培で黒字経営していくためには、従来のカンコツ経験だけに頼る農業から、データを活用することで客観的な判断をし、品質と生産性を高める農業への変革が不可欠です。わたしたちオーガニックnicoは、そのための生産技術の開発と普及に取り組んでいます。

また、生産技術だけがあっても黒字経営はできません。現場のさまざまな改善による生産性の向上や人件費・経費の削減、販売先の開拓・交渉などを粘り強く進めることも必要です。

わたしたちは、自らこれらを実践するとともに、できるだけ多くの人にそのノウハウを伝え、有機栽培で黒字経営ができる人や会社を増やし、有機栽培を広めていきたいと考えています。

PROFILE

幼少時代を滋賀県草津市追分町という田舎で過ごしました。農学者だった父を手伝い、庭でイチゴや野菜を育てたことが原体験としての農業であったと思います。同時に幼少より、太陽風、地熱といった自然エネルギーにも興味を持っていました。

しかしそれでは飯は食えぬ、ということでちょっぴり興味があった光エレクトロニクスの分野に進み、大学卒業後、オムロン株式会社に就職。
FA(ファクトリーオートメーション)用センサー商品の研究開発に取り組みました。
大変面白いエンジニア人生でしたが、大量生産大量消費社会の一翼を担う商品の研究開発に仕事人生の全てをかけるのはちょっと寂しいし、仕事人生の後半は地球環境に直接関わる仕事をしたい、という思いが年々強まり、42歳のときに有機・自然農法の世界でベンチャーを興そうと決意しました。
東京のレーザー関係の企業で数年ベンチャー経験を積み、47歳でサラリーマンを辞めて、有機・自然農法の世界に入りました。

1年間若い人たちと一緒に寮に入って自然農法の研修を受け、2007年2月に京都府南丹市にて新規就農しました。
典型的な中山間地域で、獣害、水はけの悪い重粘土質の土、総面積は広いが飛び飛びの農地、冬の積雪などと闘いながら日々奮闘し、5年目くらいでようやく土づくりの何たるかが理解できるように、まさに作物ができるようになりました。
父が翻訳した名著『生きている土壌』を何度も読み込み、実体験と理屈が結びついていったことも大きかったと思います。

一方、2010年に株式会社オーガニックnicoを設立し、2013年秋に現在の京都市西京区大原野に移転しました。

有機農業を普及させるキーは「データ活用型有機農業」と位置づけ、この分野の技術の体系化と普及活動に注力しています。
有機農業に関わるさまざまな技術の専門家も集まり、技術の伝承をしながらどんどん進化し続けていることを体感しています。

  • 1958 10月 生まれ 滋賀県出身
  • 1982 03月 大阪大学基礎工学部電気工学科卒業
  • 1982 04月 オムロン株式会社入社 ~ファクトリーオートメーション向け光電センサーの研究開発、商品企画
  • 2003 10月 東京のベンチャー企業「サイバーレーザー株式会社」入社 ~レーザーの研究開発
  • 2006 02月 MOA 自然農法大学校にて研修
  • 2007 02月 南丹市日吉町にて新規就農
  • 2010 05月18日 南丹市八木町を本社拠点として「株式会社オーガニック nico」設立
  • 2013 11月 京都市西京区大原野に移転
  • 2016 10月 研究開発を行う「アグリサイエンス部門」を立ち上げ
  • 2023 05月 「株式会社ビオかめおか設立」に携わる
  • 2024 02月 「亀岡オーガニック農業スクール」校長就任
  • 現在 生産と研究開発活動の経営の傍ら、日本・中国での農業コンサルティング、
    亀岡オーガニック農業スクール運営などに携わる
2007年3月南丹市日吉町での新規就農時住んでいた貸家と庭の育苗ハウス
2007年3月南丹市日吉町での新規就農時
住んでいた貸家と庭の育苗ハウス
2010年5月オーガニックnico 設立当初 中村新
2010年5月オーガニックnico 設立当初
南丹市八木町の出荷場兼本社事務所にて、鈴木氏作成の看板と共に